記事紹介2022年08月05日

子持ち世帯の約7割、未就学児がいても「子ども部屋」を設置

(株)アキュラホームの社内研究所である住生活研究所は、日本女子大学 定行研究室と共同で、住宅内の空間の使い方やコロナ禍の暮らしの変化について調査を行った。調査は2021年9月17日~12月9日に実施。2011年または2016年にアキュラホームで建築した1,716組より回答を得た。

それによると、LDKの過ごし方として、末子が小学生(4-6年)までの世帯は「おもちゃ等で遊ぶ」、「絵本、本を読む」、「勉強をする」などが多く、妻の在宅勤務の場所としても「ダイニングテーブル」「ダイニングやリビングの一角」とする割合が多い。このことからLDKは子どもの見守りや共に過ごす場としての用途で用いられていることが分かる。一方、中高生以降は「スマートフォン等の操作」「新聞、雑誌を読む」「昼寝をする」など個人がリラックスする用途で用いられており、ここでは勉強する割合は低い。

個室数の変更計画の有無や実施状況については、新築段階で計画をしていても実施した方は約1~2割に留まり、部屋数変更を実施していない人が多い。当初分割を予定していた方の中には、子どもが出ていったあとのことを考え、壁で仕切らず、アコーディオンカーテンなどの家具で空間を分割し、利用している場合などがある。また、子どもがいる世帯では、子どもが未就学児でも約7割の世帯が子ども部屋を設けており、小学校入学から高校卒業までの世帯では約9割が設置していると回答した。

良質な在宅勤務環境を確保するために取り組んでいることは、どの年代の子どもがいても、「集中するために一人だけの空間を確保する」が最も多かった。また「快適に作業ができるように温度や湿度、風通しを調整する」や「生活音が聞こえないようにドアや窓を閉める」などのニーズも高い。

(SUUMOニュースより引用)