記事紹介2020年05月29日

リ・バース60、19年度も付保実績が倍増

(独)住宅金融支援機構は29日、2019年度および20年1~3月のリバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の利用実績等を公表した。

同商品は、60歳以上が対象の住宅融資保険を活用した金融機関によるリバースモーゲージ。毎月の支払いは利息のみで、元金は利用者が死亡した時、担保物件の売却で一括返済する仕組み。

19年度の同ローンの付保申請戸数は980戸(前年度比91.8%増)、付保実績戸数687戸(同133.7%増)、付保実績金額93億6,000万円(同111.3%増)といずれも大幅増、取扱金融機関数も65(同13機関増)となった。

申込者の平均像は、年齢70歳、年収338万円。63%が年金受給者で、使途は「戸建新築」(33.6%)、「戸建てリフォーム」(24.8%)、「新築マンション購入」(21.0%)など。資金計画は、所要額2,741万円、融資額1,523万円、毎月返済額3万円。利用タイプは、98%がノンリコース型。

なお、20年1~3月は、付保申請戸数264戸(前年同期比61.0%増)、付保実績戸数233戸(同104.4%増)、付保実績金額36億2,000万円(同90.5%増)、取扱金融機関数65(同13機関増)。

(不動産流通研究所より引用)