記事紹介2022年05月12日

金利は上昇見通しも、変動金利が依然人気

オンライン住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するMFS(東京都千代田区)は、住宅ローンの返済不安や金利見通しに関するアンケートを実施した。変動金利が3年以内に上昇すると考えている人は、64%となった。

変動金利は何%まで上がると予想するかという質問に対し、現状の0.5%から1%に上昇すると回答した人が半数を占めた。「現状維持」~「1.5%に上昇」までを合計すると、85%となった。

新規で住宅ローンを組む際、固定金利と変動金利のどちらを選ぶか尋ねたところ、80%が変動金利と答えた。2月以降、固定金利が上昇しているため、低金利の変動金利が人気とみられる。


■住宅ローンは30年以上かけて返済したい人が半数

将来の住宅ローン返済に対し、68%が不安を感じていた。住宅ローンは長期かつ高額な借入のため、返済に不安を感じる人が多いことが分かった。

住宅ローンは、30年以上の時間をかけて返済したい人が半数を占めた。物件価格が高騰しているため、毎月の家計に無理ない範囲で返済を続けたい意向が表れた結果となった。

また、60代以降に返済を終えたい人が63%となった。60歳までに返済を終えたい人は28%にとどまった。

住宅ローンの完済について、「完済する自信がある/ややある」と回答した人は68%となり、普通まで含めると9割を占めた。

調査は、モゲチェック利用者331人を対象に、4月22~25日に実施した。

(ITmedia ビジネスオンラインより引用)