記事紹介2020年06月29日
(株)ジェクトワンが運営するアキサポ空き家総研は29日、空き家の所有者・運用者それぞれの意識実態調査の結果を発表した。1都3県に空き家を所有もしくは運用している30~60歳代の男女が調査対象で、所有者・運用者、それぞれ300人ずつを調査した。調査期間は1月27~30日。
所有者に、所有している空き家をリフォーム・リノベーションするとしたらいくらかかると思うかを聞いたところ、最多は「1,000万円以上」(18.2%)に。一方、運用者に所有・運用している空き家のリフォーム・リノベーション費用の回答での最多は、「100万~200万円未満」(16.4%)で、想像と実際費用との間で乖離が見られた。所有者はフルリノベーションを想定しているのに対し、運用者は一部改修を実施し運用している人が多いのではないか、と同社では分析している。
所有者にどの程度の賃料が得られれば運用を考えるかを聞いたところ、「5万~10万未満」(33.2%)が最多で、次が「10万~15万円未満」(19.2%)。運用者に空き家運用で毎月得ている賃料を聞いたところ、「賃料は得られていない」(32.3%)、「10万~15万円未満」(18.6%)、「5万~10万円未満」(15.9%)の順となった。
実際に賃料を得ている運用者の空き家運用に対し、「満足」「やや満足」の回答者割合は66.6%を占めた。
(不動産流通研究所より引用)