記事紹介2020年03月01日
念願のマイホームを購入したり、転勤等で新しい土地に住むことになったり…。引っ越しは、多くの人にとって人生の一大イベントですよね。
そんな引っ越しの際に悩む要素のひとつが、「エリア決め」ではないでしょうか。誰もが知るような憧れの地に惹かれたり、会社までの距離や家賃を重要視したりすることももっともですが、いざ住むとなると、他にも検討すべきポイントはいくつかあります。
子育てや治安、通勤など、さまざまな切り口から、エリア決めの際に検討したいポイントをお伝えします。
■「子育てしやすいかどうか」はどう決める?
小さなお子さんがいる家庭や、今後子どもを持つことを考えている人にとって、引っ越しの際に気になるのは、そのエリアが「子育てしやすいかどうか」ではないでしょうか。
とはいえ、一口に「子育てしやすい」と言っても、その観点はいくつかあります。
●学区
一軒家を購入するなど、長くそこに住むことを考えているならば、学区内の小・中学校がどんなところか(荒れていないか、進路状況等)を調べておくとよいでしょう。その地域で子育てをしている人に直接話を聞くのがベストですが、難しければ不動産会社のスタッフに尋ねたり、インターネットで調べたりすることも検討してみましょう。
●保育園
保育園は地域によってその数や受け入れ条件などが違います。保育園で気になるのが待機児童数ですが、そのエリアの自治体が公表している資料をあたってみるとよいでしょう。待機児童数の推移を見ると、その自治体が待機児童政策にどれくらい力を入れているかもわかるかもしれません。
●遊び場
子どもは身体を動かすのが大好き。河原や広い公園など、近くに遊び場があるかどうかも、子どもの成長を考える上で大切です。遠くへ出かけなくてもよくなるので、外で遊ぶ習慣がつくかもしれません。
■災害に強いエリアかどうか
災害対策というと真っ先に地震が思い浮かびますが、近年は長期化する大雨や大型台風など、水害も気になるところです。特に住宅を購入する場合は、近くに川がないか、土地が周りに比べて低くないかなどを確認しておくとよいでしょう。
不動産会社に聞くだけでなく、自治体が出しているハザードマップを入手し、検討している住宅があるエリアの危険レベルを確認しておくと確実です。
■自宅の最寄り駅まで通勤しやすいか
通勤のしやすさを検討する場合、最寄り駅から会社までの所要時間だけを調べていませんか? いくら家の最寄り駅が会社に近くとも、家から駅まで通いづらいのなら引っ越しの満足度は下がってしまいます。
特に、家賃や住宅価格を重視した場合、家が最寄り駅から遠いこともありますよね。駅まで自転車で通うなら、道は平らかどうか、車なら駐車場が駅前にあるか、バスがあるかどうかなど、毎日のことだからこそ、細かいところまで調べておくとよいでしょう。
■治安は良いか
子どもを育てていたり、夜遅くひとりで帰宅したりする場合、気になるのが治安です。自治体が公表している犯罪率を調べたり、夜になると雰囲気がガラッと変わらないか、実際に自分の足で歩いてみたりすると良いでしょう。家までの帰り道、人通りや街灯が少なくないかを自分の目で見るのが確実です。
また、複数の路線が入っている大型の駅がある街は便利ですが、その分駅の近くに繁華街があることも。
■物価は高くないか
家を買ったり借りたりする際、多くの人が重視するのが購入価格や家賃だと思いますが、お金のことを気にするのなら、もうひとつ見ておきたいのが物価です。特にスーパーやドラッグストアなど、日用品を買う場所の物価が近隣エリアに比べて高くないか、手頃な価格帯のスーパーがちゃんとあるかどうか、実際に訪れて下調べしておくとよいでしょう。
以上、エリアの知名度や家の価格に気を取られると、つい忘れがちな引っ越しのポイントを紹介しました。この他にもエリアを決める際に気にしたい観点はあるため、自分や家族にとって大事な観点をリストアップしておくと、より満足感の得られる引っ越しになるはずですよ。
(マイナビニュースより引用)