記事紹介2021年11月13日

持ち家は築年数36.8年で平均532万円の費用

アットホーム株式会社は、新築一戸建てを購入し、そこに30年以上住んでいる398名を対象に、「一戸建て修繕の実態」に関する調査を実施し、その結果を11月2日に発表した。調査期間は7月27日から30日。

これまでに住宅修繕にかけた費用の合計額は、平均で532万1,000円(平均築年数36.8年)だった。住宅タイプ別では木造が平均470万2,000円、鉄筋・鉄骨造が617万7,000円で、鉄筋・鉄骨造タイプが150万円ほど多かった。

修繕を行ったことがある場所について調べると、修繕経験者が最も多かったのは「外壁」(75.9%)で、1回目の修繕時の平均費用が96万6,000円、1回目修繕時の築年数平均は19.4年。次いで多かったのが「屋根」(69.3%)で、1回目の修繕時の平均費用が99万円、1回目修繕時の築年数平均は21.1年だった。

修繕にあてる費用について聞くと、毎月積み立てている人は8.3%にとどまった。毎月積み立てている31名の平均は、積立額が月額2万5,000円、積立総額が245万3,000円、積立期間が14.7年だった。

また、積み立てていない365名に修繕費に充てた項目を聞くと「貯金(修繕費のために積み立てていないもの)」が76.7%で最も多く、そのほかでは「退職金」(11.0%)、「ボーナス」(8.2%)、「借入金(リフォームローンなど)」(7.9%)などがあった。

持ち家の場合もさまざまな修繕費用が必要になる。将来の修繕に備えて、計画的に資金を用意しておく必要がありそうだ。

(MONEYzineより引用)