記事紹介2020年04月30日
(独)住宅金融支援機構は4月24日、2020年度・住宅市場動向の調査結果を公表した。調査時期は2020年1月~2月。住宅事業者(回答数543)、一般消費者(同1,000)、ファイナンシャルプランナー(同55)より回答を得た。
それによると、住宅事業者の2020年度の受注・販売等見込みは、「昨年度より増加する見込み」が31.2%。昨年度(48.4%)と比較すると約17ポイント低下した。「昨年度と同水準」は45.4%(昨年度35.0%)、「減少する見込み」は23.4%(同16.6%)とそれぞれ上昇している。受注・販売等の増加する要因としては「消費税率引上げに対する緩和措置があるから」という回答が多かった。一方、減少する要因としては「消費税率引上げ後のエンドユーザーの様子見傾向」「景気の先行きに不透明感があるから」という回答が多かった。
一般消費者の住宅の買い時感は、「昨年と比べて買い時」が44.2%(昨年度53.4%)、「どちらとも言えない」が44.6%(同38.1%)、「買い時ではない」が11.2%(同8.5%)。「買い時」が減少し、「どちらとも言えない」「買い時ではない」が増加した。「買い時」と思う要因としては、「消費税率引上げに対する緩和措置があるから」が77.4%と最も多い。「買い時ではない」と思う要因は、「景気に先行き不透明感があるから」が40.2%と前回調査と同様に最も高かった。
ファイナンシャルプランナー(FP)の住宅の買い時感は、「昨年度と比べて買い時」が47.3%(昨年度45.8%)で最も多い回答となった。「どちらとも言えない」は34.5%(同42.4%)で減少、「昨年度と比べて買い時ではない」は18.2%(同11.8%)で昨年よりも増加した。
(suumoジャーナルより引用)