記事紹介2018年09月07日

【リ・バース60】利用申し込み・利用実績共に大幅増-住宅金融支援機構

■利用申し込みが445.5%増

住宅金融支援機構は8月28日、リバースモーゲージ型住宅ローン【リ・バース60】の平成30年4月~6月分の利用実績等を公表した。

これによると4~6月における【リ・バース60】の申請戸数は98戸。前年同期の22戸に比べて445.5%の大幅増となった。これに対して契約締結実績戸数は68戸。前年同期の24戸に比べて、283.3%の増加となっている。

融資実績金額は、前年同期比314.8%の8.5億円。取り扱い金融機関数の累計は、前年同期比150%の39機関だった。大幅増加の要因について住宅金融支援機構は
近年の商品改善(資金使途の追加、ノンリコース型の導入等)が考えられます(プレスリリースより)
と述べている。

申込者の属性をみると、平均年齢は71歳。平均年収は391万円。属性では年金受給者が62%、会社員22%、個人経営7%、会社役員3%、その他6%となっている。

資金の使いみちは「新築戸建建設」が最も多く46%。次いで「新築マンション購入」の26%、「戸建リフォームの10%、「借換え」9%などと続いた。


■【リ・バース60】とは

【リ・バース60】とは満60歳以上の人を対象としたも住宅融資保険付きの住宅ローン。利用者が死亡した際に担保となる住宅及び敷地の売却費などから一括返済できるのが特徴だ。

ただし死亡後、相続人が直ちに残債務を一括返済できない場合は、あらかじめ金融機関と住宅金融支援機構が取り決めた住宅融資保険契約に基づき、金融機関に残元金の全額が保険金としてお支払われ、その後担保物件の売却などによって回収が行われる。

住宅融資保険を利用することにより、リバースモーゲージのリスク(長生きリスク及び担保価値下落リスク)を回避できる仕組だ。

(不動産投資ニュースより引用)